「建築業界で働きたいけど、ゼネコンとサブコンの違いがイマイチわからない・・・」
就職活動を控えた学生の中ではこういった悩みが多いようですね。
確かにまず一般の人だとゼネコンとサブコンの違いがわかりません。
ここでは実際にゼネコンなどで働く人たちの声も載せながら、
ゼネコンとサブコンの違い
について詳しく書いています。
ゼネコンとサブコンの違いをわかりやすく解説!
まずわかりやすくゼネコンとサブコンの違いをいえば、
ゼネコン・・・建築全体の管理
サブコン・・・設備(空調や電気)を担当する専門業者
ゼネコンが大きいとかサブコンが小さいということではないのですね。
ゼネコンは、元請け業者として直接企業から依頼を受けます。
仕事内容としては、電気工事や内装など建築する上で必要となるあらゆる工程を調整、管理します。
色々な業者がたちかわり作業を進めていく訳ですから、ゼネコンがしっかりと管理していないと、円滑に作業が進まない訳です。
一方サブコンは、ゼネコンが受けた仕事から更に一部の作業を請け負う、下請け業者です。
ゼネコンが全体であればサブコンは一部の工程を専門的に担当する業者となります。
ゼネコンとサブコンどっちが激務?
ゼネコンは指示だけで、サブコンは設計からお金のことまで色々としないといけないので大変だという声が多いようです。
具体的にいえば、サブコンはゼネコンからの圧迫もあるし設備業者なので、他の鉄筋や塗装を担当する建築業者にもなめられるなんて声もありました。
ただこれも一概にはいえず、会社の規模やどの会社かというのが大きいようです。
例えば中堅クラスのゼネコンやサブコンであれば、一つの現場に居座らないといけないので、ゼネコンも何かと気苦労があるとのことでした。
一方サブコンは色々なところを掛け持ちするので忙しいですが、人間関係としてはやりやすいといった声もありますね。
ただ結局なところ実際に働いている人も両方を経験している人ではなくゼネコンかサブコンの一方しか本当の状況はわかりませんよね。
ゼネコンとサブコンの平均年収を比較
それぞれの年収を見ていきます。
ゼネコンの年収
スーパーゼネコンと言われる大成建設や鹿島建設で平均年収が865万円程度
大手ゼネコン(NIPPOや前田建設など)・・・700万円前半から800万円前半程度
中堅ゼネコン(東急建設や鴻池組など)・・・500万円後半から700万円程度
中堅ゼネコンではばらつきがありますね。
サブコンの年収
サブコンの年収上位10社を見ると、
770万円〜902万円というデータがありました。
ちなみに49位の会社では435万円というデータがあったので、意外とゼネコンと比較しても遜色ない、むしろ高いところも多いことがわかりますね。
まとめ
ゼネコンとサブコンの違いを説明しました。
どちらに就職しようか悩んでいる人の目安になったのではないでしょうか?
結論としてこんなことを言うのもなんですが、激務具合や年収が変わってくるのがわかりますね。
四季報やネットの情報を見ておくのも大事ですが、OB訪問などで実際に働いている人に話を聞くのが一番空気感をつかめるかもしれませんね。