小説を読まない人って本当多いんですよね。
僕も10代の頃はほとんど読まなかったのですが、ある作家さんがきっかけで「お、この人の作品はどれも面白い」となって読むようになっていったんです。
なので本が苦手な人におすすめなのが、「自分に合った作家さんを一人でも見つける」ってことなんですよね。
でも不思議なもんで小説の好みって人によってバラツキがあるし案外皆が良い!ってすすめる小説もなぜか自分には面白くないってことも多いんです。
僕も昔から売れ筋の本を書店で手にとっていたりしてたんですが、それなりに面白いけどなんかこうビビッとくるものがなかったんです。
慣れてくるとこういったそれなりに面白い本でも暇つぶしに読むことが出来るんですが、苦手な人からすると余程面白くないと読みきれないと思うんです。
なので、ここではそんな本苦手な20代男子でもサクサクっと読める小説を3つ厳選しました!
本が苦手な20代男子におすすめな小説3選!
1、クリムゾンの迷宮(貴志祐介)
この作品は僕が高校生ぐらいの時に初めて読み、10年以上たった今でもこれほどワクワクした作品には出会えてません。
この貴志祐介さんという作家さんは、これだけ見ると「誰?」と思うかもしれませんが、黒い家、悪の教典などが映画化されている人気作家さんです。
黒い家はけっこう前に大竹しのぶさんや西村雅彦さんなどが出ていて、悪の教典は割と最近で、伊藤英明さんが主演していたこともあるので知っている人が多いかもですね。
もちろんこの2作も小説で読んでもかなり面白いのでぜひ読んで欲しいんですが、それでもやっぱりこのクリムゾンの迷宮にはかなわないなーと思ってしまいます。
「それならなんでこの作品は映画化されないの?」と思うかもしれませんが、それは映画化が難しい設定だからです。
あまりネタバレしないように軽くあらすじを説明します。
あらすじ
主人公はある日目をさますと周りに草原が広がった見たこともない世界に来ていました。
そこには見ず知らずの何人かの人が集められていて、誰もがそこに来るまでの経緯や理由がわからずにいました。
そこではアイテムなどを集めながらすすめていくまるでゲームのような世界が繰り広げられます。
疑問だらけの状況で仕方なくゲームをすすめる主人公ですが、だんだんとそれが単純なゲームでないことに気づかされていきます。
どんどんと人が死に・・・
とまあ、漫画ならよくありそうな設定なんですが小説だと意外とこういった設定は少ないように感じます。
というより貴志祐介さんの場合、人間の本来持っている残酷さなどがリアルに書かれているんですよね。
だからこういったありえない設定でも入り込めるようになってるんです。
おそらく本嫌いな人ってダラダラ〜って進む小説は読みづらいと思うので、そういった人に読みやすいかと思います。
2、リアル鬼ごっこ(山田悠介)
リアル鬼ごっこも映画化された作品でシリーズで5個ぐらい?出ているので知っている人も多いかと思います。
でもこの作品は実は原作があり、山田悠介さんが書いています。
映画を見て面白かったから小説も読んだという人もいるかもしれませんが、ぜひ読んで欲しいです。
ストーリーも結構違うし、何といっても小説で読んだ方が恐さが伝わってきます。
映画をけなす訳じゃないけど、どうしても映画の鬼を見ると嘘っぽいというかしらけてしまうんですよね。
その点、小説だと自分勝手に恐く想像するのでしらせずにすみます。
あと山田悠介さんの場合はリアル鬼ごっこに限らずですが、とにかく読みやすいです。
中高生にもっとも人気だと言われる作家さんなんですが、20代でも十分読み応えのある小説が多いんですよね。
僕も山田悠介さんの作品は出るたびに全部読んでいます。
一つ一つもそこまで長くないし、いつも設定がおもしろいので一気に読めちゃうんです。
なのでそもそも字が読むのが苦手だーって人におすすめです。
3、秋葉原@deep(石田衣良)
ここも凄く迷いました。
作家さんでは迷わなかったんですが、石田衣良さんのどの作品にしようかっていうので迷ったんですよね。
石田衣良さんといえば一斉を風靡した池袋ウエストゲートパークが一番有名ですね。
今の人だと知らない人がいるかもしれませんが、
長瀬智也、窪塚、坂口けんじ、やまぴー、加藤あい、妻夫木、佐藤隆太、小雪、渡辺けん、阿部さだお、高橋一生
一部ですが、凄くないですか?
当時活躍していた人はもちろんですが、高橋一生とかも出ていたのには驚きですね。
でもそんな大ヒット作の原作ではなくて僕が違う作品を選んだ理由ですが、実は石田衣良さんの作品って本当幅が広いんですよね、
あまり知らない人からするとわからないかもですが、僕からすると石田衣良さんって恋愛、もっというと性描写がめちゃくちゃ上手いんです。
やらしいと言うと少し浅はかな表現になりますが、グッと入り込んでしまうような表現なんですよね。
で、この秋葉原@DEEPも実は映画化されていて、成宮くんが主演の映画です。
あらすじ
ネットで知り合ったオタクやニートといった社会不適合者的な環境にいる6人だがそれぞれ特別なスキルを持っている。
その力を合わせて、新しい検索エンジンシステムを見事作りあげるが、それが理由となって大きな組織から狙われることに。
その結末は・・・
と聞くからに読みやすそうなストーリーではないですか?
貴志祐介のクリムゾンの迷宮のような読み応えはないですが、サクッと読めるし挫折しにくいと思います。
徐々に慣らしていきたい人に必須の1冊です。
まとめ
本が苦手な20代男子におすすめの小説を紹介しました。
どれもストーリー展開が男子向けというか男子がいかにもワクワクしそうなストーリなんですよね。
だからこそ本が苦手な人でも読みやすいんです。
けっこう本を読み慣れてない人ってなぜか読みにくい小説から手を伸ばしがちだったりするんですよね。
僕も最初は良くわからなかったのでそういった小説を選んで挫折を繰り返していました。
でもそんな人でもここの3冊で本を好きになるきっかけになると思うのでぜひ読んでみて下さい!